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2016.06.25

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未分類(その他)

設計士の仕事

建築部の加藤と申します。

今日は設計士の仕事の一部をご紹介します。

設計士の仕事は会社のスタイルにより様々ですが、プラン要望の聴き取り~プランニング提案、外観デザイン提案、インテリア・設備機器の仕様決め、建物の構造強度の検討、公的機関への届け出代行など、書き出せばきりが無いほど数多く、また多岐に渡る内容になります。

下の写真は、先日ご契約が完了したお客様のお宅のプレカット図面をチェックしている写真です。

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プレカット図面とは家の骨組みを図面化したもので、骨組みである構造木材を工場で加工する為の設計図になるものです。昔は熟練の大工さんが木と木が組み合わさる箇所を全て手作業で加工していましたが、今では全て工場で加工し現地に運び込まれます。現在はプレカット工場での加工が主流となり、加工品質の均一化と工期短縮、コストダウンにつながっています。

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このプレカット図面から骨組みになる木材のサイズや組み方を読み取り確認していきます。基本的な作図はプレカット工場で行いますが、その家の設計のことは設計者本人が一番よくわかっていますので、イメージしたデザインが反映されているか、給排水の配管や電気配線のルートが問題無く確保できているか、木材の強度は問題ないかなど細かい部分の最終チェックを行ないます。その後工務担当も図面チェックをし見落としがないか二重のチェックを行ないます。

全てのチェックが完了し、GOサインが出されたものが工場加工のラインに乗り現地で組み上げられ、下のような家の骨組みが完成します。

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今回チェックしたお宅は8月のお盆明けに上棟予定で、施主様のこだわりが詰まっておりだいぶ凝った建物になっていますので骨組みからのチェックがとても重要です。

イメージ通り完成した時の達成感は何とも言えないこの仕事の醍醐味です。

年末の完成予定ですので今から完成が楽しみです。