2022.03.07
- カテゴリー
- 未分類(その他)
京都に行って勉強してきました!
こんにちは。建築事業部の成田です。日々建築業務に携わっていると良い材料を探し求める事に強烈に興味が沸いてきます。きっと料理の世界も一緒で、究極の食材を求めて各地を周る巨匠もそんな気持ちかもしれません。ということで、今回自分は京都市内であちこちで観られる歴史のある建物を見学してまいりました。
趣のある長屋ですね。
相当歴史を感じますね。外壁の板に注目してみるとどうやら杉材のようですが、なぜこんなに長持ちしているのか?どんな塗料を塗ったらこんなに維持できるのか?どんどん好奇心が沸いてきます。
基礎にピッタリくっつけて、水のキレが悪いのになんで腐らないんだろう?ロマンが広がる一方です。
土産はそこそこにして、今回の杉板の謎を神奈川に持ち帰り、後でよくよく調べたらこの材料には何も塗られていない事が判明しました。この板って焼杉のなかでも磨かないで焦げ目をそのまま残しただけの材料でした。西の地方では相当実績のある材料で、耐久年数も新建材以上あるようです。
見た目は火事の後みたいですが、この炭化層が肝のようです。最近はこの材料に再注目しているビルダーも増えて来ているので、ぜひ興味のある方は調べてみてください。